君の形 11月 05, 2017 君の形に手を触れよう。 輪郭を、色遣いを、肌に広がるグラデーションを、 心と同じくらいに愛そう。 本質はそんなところにないなんて、 そんなことはきっとないんだから。 目に見える君の姿が 私にとっての君なんだから 心の中の君の心も その似姿としてあるんだから 君の形に手を触れよう。 心と同じくらいに愛そう。 続きを読む
言葉が剥がれていく 10月 08, 2017 言葉が剥がれていく 声が落ちていく 今日も音のない星の中 見えない心を指で探る はじめまして こんにちは 今日はどうしましたか 肌に触れる空気の色は 凍った酸素の空の色 私も知らない世界の音を どうして言葉にできるだろう 続きを読む
まとまりのない 10月 08, 2017 まとまりのない心が寂しくて また体を傷つけてしまう 緑の丘に降る雨も 水色の空を流れる雲も 突然消え失せてしまって 一人何も無い心のなかで ただ時は過ぎてゆくだけ 見つけて欲しい 声する場所へ 不安な足取りで 歩いて行く 続きを読む
空を見ていた 10月 02, 2017 大きな知らない木の下で夜を過ごしていた。 腕が、顔が、肺がそこにあった。 私の体がそこにあって、息をしていた。 風が吹くたびに青い草が肌に触れる。 私たちは空を見ていた。 いつまでたっても、私たちは子供だった。 子供で、何もできなかった。 だから私たちは、世界に捨てられた。 世界から逃げてきた私たちは、だけど、生きていた。 生きていて、ただそれだけだった。 彼女の手が私の肌に触れて、 私たちは、空を見ていた。 続きを読む