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ワインの夜

消えていく閃光を追いかけて、
透明な恋人を探して、
短い夜は明ける。


白と黒のスポットライトは激しく明滅し、
形のない期待だけを残していく。


赤い果実の波に飲まれ
踊るあの子の瞳が煌めく。


私たちは溺れている。


毎夜繰り返される救いのない愛に


喉の奥まですっかり浸されて。

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