全てが消えても
冷たい空気が私をそっと包んでゆく。
青い一筋の光がまっすぐに差し込み、暗い床を照らす。
私に見えるのは、闇と、その無機質な光だけ。
ああ、ここでは何も意味をなさない。
私の身体は既に無く、ただ意識だけが浮かんでいる。
光があるから闇がある。
右手を光に照らして見る。
青い光は私の手をすり抜け、床に当たり、弾けた。
でも、私の右手はここにある。
私がいるから。
右手は確かにここにある。
光はゆっくりと弱まり、床は青を失ってゆき、やがて消えた。
それでも、私だけは、残った。
私の中には確かにまだ私がいた。
光が消え、闇が消え、全てが消えても、私は残った。
そこにいた。
私は全てを失ったが、また全てを手にできる気がした。
私はまた何でも創り出せる。
私がいる限り。
私が、私の中にいる限り。
冷たい空気が私をそっと包んでゆく。
青い一筋の光がまっすぐに差し込み、暗い床を照らす。
私に見えるのは、闇と、その無機質な光だけ。
ああ、ここでは何も意味をなさない。
私の身体は既に無く、ただ意識だけが浮かんでいる。
光があるから闇がある。
右手を光に照らして見る。
青い光は私の手をすり抜け、床に当たり、弾けた。
でも、私の右手はここにある。
私がいるから。
右手は確かにここにある。
光はゆっくりと弱まり、床は青を失ってゆき、やがて消えた。
それでも、私だけは、残った。
私の中には確かにまだ私がいた。
光が消え、闇が消え、全てが消えても、私は残った。
そこにいた。
私は全てを失ったが、また全てを手にできる気がした。
私はまた何でも創り出せる。
私がいる限り。
私が、私の中にいる限り。
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