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昔の114

なぞなぞ




「1キロの綿と1キロの鉄、重いのはどっち?」
「一緒に決まってるでしょ」
「ぶぶーっ。正解は1キロの鉄でした」
「なんでよ」
「1kmの綿と1kmの鉄だから。1kmの鉄のほうが重いのは当たり前じゃん」
「くだらない」
「じゃあ次の問題。
あなたが電車に1人で乗っていると、駅から3人乗ってきました。
次の駅では2人降りて4人乗って、次の駅で5人降りました。
さて、あなたの職業は何?」
「学生」
「ぶぶーっ。正解は電車の運転手でした。」
「違うし」
「いやそういう問題だから…」
「くだらない」
「上は大火事、下は大火事これなーんだ?」
「お風呂」
「ぶぶーっ。正解はただの大火事でした。」
「くそう」
「フライパンはフライパンでも食べられるフライパンってなーんだ?」
「お米で出来たフライパン」
「ぶぶーっ。正解はエビフライパンでした。」
「そんなのあるのか」
「右手で絶対につかめないものってなーんだ?」
「右手首」
「ぶぶーっ。正解はブラックホールでした。」
「何その問題」
「別解で夢と希望っていうのもあります。」
「もうネタ切れかな」
「減れば減るほど増えるものってなーんだ?」
「体重」
「ぶぶーっ。正解はぐはあっ!」
突然ヘナが血を吐いて倒れる。
ツウは急いでしゃがみ込み、ヘナの脈を確認する。
「だめだ……死んでる」
その場にいる三人は皆凍り付いたような表情をした。
ツウは死体の身体を探り、外傷の有無を確認した。
「外傷はありません。おそらく病死か、もしくは毒殺でしょう。」
「そんな……さっきまであんなに元気だったのに」
「あ、悪魔だ…やっぱりこの館には悪魔が居るんだ」
「お二人とも落ち着いてください。とにかく警察を呼びましょう」
ツウは携帯で警察に連絡した。
その間二人は放心状態で何もせずに突っ立っていた。
「あと10日ほどで来られるそうです。それまで少しの辛抱です」

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