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昔の92

あまりに書くのが遅いので時間を決めて急いで書く練習をした




草の上を裸足で駆けまわる。
なんだ、みんな同じだったんだ。
くるくると景色が回る。
ふわふわと綿毛が飛んで、いくつかは帽子につく。
緑の丘の上でひとしきり回った後、ぺたりと座り込んで笑った。
おかしくておかしくて、もうあの太陽にも何もかも。
力が地面へ伝わって、また葉っぱになって落ちてくるように。
その時まで私はここで待っていよう。
緑の丘が茶色くなって、パンケーキみたいになるまで笑っていよう。
少しだけ砂糖を混ぜて、ミントの香りのする風に飛ばそう。
笑顔が止まらない。
パンケーキ。パン・。パン、。えパン青穴なpな、穴パン。


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たしかに朝だった。
真昼のような眩しさはなく、夕暮れのような寂しさもなく。
露がキラキラ輝いていた。
「いってきます。今日は帰らないから」
こじんまりとした部屋にひっそりとうずくまる。
私にはお似合いの場所だった。
姉は今日も都市通いで、泊りがけだ。
私も一度外に泊まってみたい。
と、思ったりもするけど、私は外に出られない。
人と目を合わせると死んでしまうのだ。
だからこうして部屋に篭っている。
ラジオを聞いている。
テレビを見て一度死んだ。
本の挿絵で二度死んだ。
これぐらいしかすることがない。
明日も晴れだろう。


300sec
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