45の続きです
私だって、一人で旅くらいできる。
いこう!何かを探しに!
何を探すかなんて問題じゃない。
きっと探してる間に見つかるわ!
でも、旅には仲間が付き物よね。
下僕じゃない、保護者でもない、仲間が。
そうね、そうだ、あの子を連れていきましょう。
私の、ずっと古くからの、親友を。
さあ、手に汗握るぼうけんの始まりよ!
「なんだと!?それは本当か、執事!?」
「申し訳ございません。私の不注意でございます。
昨日の夜までは御自身の部屋でお休みになっていたのですが、
今朝にはもういらっしゃらず……
ただいま家来が手分けして探しております。」
「そうか……昨日、何か変わった様子は無かったのか?」
「いえ、特にお変りは……いや、そう申し上げますと、たしか
昨日お嬢様は、旅に出たいという様な事をおっしゃっていましたが…
もしかして……」
「どういう経緯でそのような話に?」
「私がお嬢様に絵本を読んで差し上げていたのです。
お姫様が王子様を探しに旅に出るというお話です。
お嬢様は、おそらくその絵本の中のお姫様に憧れて、旅に出たいと
おっしゃったのかと存じます。」
「なるほど。執事、その絵本を持ってきてくれ。」
「かしこまりました。」
私だって、一人で旅くらいできる。
いこう!何かを探しに!
何を探すかなんて問題じゃない。
きっと探してる間に見つかるわ!
でも、旅には仲間が付き物よね。
下僕じゃない、保護者でもない、仲間が。
そうね、そうだ、あの子を連れていきましょう。
私の、ずっと古くからの、親友を。
さあ、手に汗握るぼうけんの始まりよ!
「なんだと!?それは本当か、執事!?」
「申し訳ございません。私の不注意でございます。
昨日の夜までは御自身の部屋でお休みになっていたのですが、
今朝にはもういらっしゃらず……
ただいま家来が手分けして探しております。」
「そうか……昨日、何か変わった様子は無かったのか?」
「いえ、特にお変りは……いや、そう申し上げますと、たしか
昨日お嬢様は、旅に出たいという様な事をおっしゃっていましたが…
もしかして……」
「どういう経緯でそのような話に?」
「私がお嬢様に絵本を読んで差し上げていたのです。
お姫様が王子様を探しに旅に出るというお話です。
お嬢様は、おそらくその絵本の中のお姫様に憧れて、旅に出たいと
おっしゃったのかと存じます。」
「なるほど。執事、その絵本を持ってきてくれ。」
「かしこまりました。」
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