最後の時間とわたし達
こうやって体を寄せ合っていると
あったかくて
空は真っ暗で
星も見えなくて
風は静かに
わたし達の体を撫でていくけど
それ以外には何もなくて
言葉が足りないと思ったから
一緒に遊んだ木の幹や
一緒に聴いた波の音を
必死に思い出そうとしたけれど
きみも何も言わないから
きっときみも忘れてしまったんだろう
あたたかさを背中に感じたまま
わたし達は空を見上げる
きれいな流星群が
この時を壊しに来るのを待っている
きみがきみである保証も
わたしがわたしである保証も
その名残すらどこにもないけど
いつも変わりたがっていたわたし達だから
ずっと前へ進みたがっていたわたし達だから
そんなことはいまさらだったよね
裸のまま世界の果てで目を閉じて
巨大な光がふたりを包んで…
こうやって体を寄せ合っていると
あったかくて
空は真っ暗で
星も見えなくて
風は静かに
わたし達の体を撫でていくけど
それ以外には何もなくて
言葉が足りないと思ったから
一緒に遊んだ木の幹や
一緒に聴いた波の音を
必死に思い出そうとしたけれど
きみも何も言わないから
きっときみも忘れてしまったんだろう
あたたかさを背中に感じたまま
わたし達は空を見上げる
きれいな流星群が
この時を壊しに来るのを待っている
きみがきみである保証も
わたしがわたしである保証も
その名残すらどこにもないけど
いつも変わりたがっていたわたし達だから
ずっと前へ進みたがっていたわたし達だから
そんなことはいまさらだったよね
裸のまま世界の果てで目を閉じて
巨大な光がふたりを包んで…
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