寂しさを忘れたくて、なんとか楽しい話を書こうとしていました。
アスカが時計の音を変えてから、頻繁に電池を交換しないといけなくなった。
正確にいえば、一週間に一回だ。
毎週土曜日の午後五時ぴったりに、測ったように電池が切れる。
で、「電池を変えるとかいう『地味な』作業はキノ向き」だそうなので、電池を変えるのは私の仕事になっている。
少々わだかまりを感じないでもないけど、こういう仕事をアスカに任せると絶対に忘れるから、まあ仕方ない。
とか考えつつ、私は電池を交換していた。
そこへアスカがやってきた。
「あっまた電池切れたの~?毎回御苦労さんだねぇ」
「・・・あのさあ、これわざといつも同じ時刻に電池切れるようにしてない?」
「まーSO○Y製だから仕方ない!気にしない!」
またわけの分かんないこと言ってごまかそうとして・・・
「それより、ちょっと話聞いてくれない?」
「何」
「昨日、まな板の上で野菜を切ってたんだけどさぁ」
「うん」
「うっかり手が滑って、まな板を落としちゃってさぁ、それがちょうど足の上に落ちちゃったんだよ。 もー痛くてさぁ」
「うん」
「まー泣いたね。」
「・・・」
「しかもそんとき包丁で指まで切っちゃってさぁ」
「ほう」
「超痛かった。」
「・・・・・・」
「これがほんとの丁稚奉公・・・」
「帰れ!」
手に持ってた電池を投げつけた。
「痛っ!これがほんとの電池暴行・・・」
「帰れ!!」
「帰れって、ここが私の家なんですけど…あっもしかして丁稚・・・」
「自分の部屋に帰れってことだよ!」
「はいはい分かったよ帰りますよー。まったくキノの心はまな板レベルなんだからぁ」
それは関係ないだろ。
おわり
アスカが時計の音を変えてから、頻繁に電池を交換しないといけなくなった。
正確にいえば、一週間に一回だ。
毎週土曜日の午後五時ぴったりに、測ったように電池が切れる。
で、「電池を変えるとかいう『地味な』作業はキノ向き」だそうなので、電池を変えるのは私の仕事になっている。
少々わだかまりを感じないでもないけど、こういう仕事をアスカに任せると絶対に忘れるから、まあ仕方ない。
とか考えつつ、私は電池を交換していた。
そこへアスカがやってきた。
「あっまた電池切れたの~?毎回御苦労さんだねぇ」
「・・・あのさあ、これわざといつも同じ時刻に電池切れるようにしてない?」
「まーSO○Y製だから仕方ない!気にしない!」
またわけの分かんないこと言ってごまかそうとして・・・
「それより、ちょっと話聞いてくれない?」
「何」
「昨日、まな板の上で野菜を切ってたんだけどさぁ」
「うん」
「うっかり手が滑って、まな板を落としちゃってさぁ、それがちょうど足の上に落ちちゃったんだよ。 もー痛くてさぁ」
「うん」
「まー泣いたね。」
「・・・」
「しかもそんとき包丁で指まで切っちゃってさぁ」
「ほう」
「超痛かった。」
「・・・・・・」
「これがほんとの丁稚奉公・・・」
「帰れ!」
手に持ってた電池を投げつけた。
「痛っ!これがほんとの電池暴行・・・」
「帰れ!!」
「帰れって、ここが私の家なんですけど…あっもしかして丁稚・・・」
「自分の部屋に帰れってことだよ!」
「はいはい分かったよ帰りますよー。まったくキノの心はまな板レベルなんだからぁ」
それは関係ないだろ。
おわり
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